呼吸の浅さ、息のしづらさを感じるとき。
「深呼吸」
が頭に上がるかもしれません。
「深呼吸しよ」っと思ったとき、
反射的に最初に「息を吸おう」とするのでは?
呼吸が浅いときに「深呼吸」しようとすると、
「息を吸おう」としてしまいがちで、
それにより、呼吸の浅さを増幅してしまいがちなんですね。
なので、「深呼吸しよっ」と思ったら、
まず最初に「息を吐く」から始める。
これを意識するだけで、ちょっと変わるんじゃないかと思います。
その先に…
呼吸が浅いとき、というのは
自然な呼吸の動きを「自分で自分の邪魔をしてる状態」です。
「自分で自分の呼吸を邪魔してる状態」のとき、
そこから抜ける一つの方法として
視点を「息」から「身体の動き」に変えてみてください。
ここでいう「身体の動き」とは、
まずは、
「背骨-胴体(肋骨他)-頭」の間で連動して起こっている動きです。
視点を「息を吐く⇔吸う」から
「呼吸の奥で起こっている身体の動き」に変えていく
呼吸が起こっている時、
呼吸筋(肋間筋、横隔膜等)をはじめとする筋肉が収縮することで、
”背骨-胴体(肋骨他)-頭” は、動いています。
「呼吸」を「息の出入り」ではなく
「呼吸」=「背骨-胴体-頭の動き」 という感じで、
一瞬でいいので「呼吸の奥の動きについていく(邪魔しない)」
という捉え方に、意識・視点が替わると、その瞬間、呼吸が少し変わります。
毎日短時間でいいので、
「呼吸」=「背骨-胴体-頭の動き」に視点を変えることを続けてみてください。
ある日、「あれ?」っと、呼吸に関する感覚が変わっているかもしれません。
「吸って…吐いて…」という感覚ではなく
「息が入ってくる…、息がその時出ていく分だけ出ていく…」ような感覚に。
と、同時に、声や動き(日常生活、コミュニケーション、仕事の仕方、演技、スポーツ、楽器演奏etc)に対する捉え方・見方が変わっているかもしれません。
その分野で教わってきたことが、
「あ~こういうことを言っているんだ」と腑に落ちるのではないかと。